どうもこんにちは。みなさん、「タングトリル」やってますか?
タングトリルとは、ボイストレーニングにおいて、必ずやってほしいトレーニングのうちの一つです。
是非、日々のトレーニングに組み込んで、練習してみましょう!
目次
タングトリルとは
タングトリルとは、読んで字のごとく「タング(舌)をトリル(巻く)」という意味で、巻き舌のことを表します。
タングトリルには、リップロールと同様に、歌声に魅力を出す為の足掛かりとなってくれますよ!
オトネコ
タングトリルの効果
舌周辺の筋肉の緊張をほぐす
タングトリルは、舌の力を抜いて行うトレーニングです。その為、舌の筋肉をリラックスさせることができ、筋肉が硬くなるのを防ぐ効果があります。
地声と裏声の切り替えがスムーズになる
タングトリルで音階をなぞる練習を行っていくと、舌を意識しないでいい分、喉の動きに集中できます。喉のどの位置で音を鳴らせば、無理のない発声ができるかがわかるようになる為、裏声と地声の切り替えのイメージもつきやすくなります。
地声でも裏声でも、ブレずに安定した声を出せる
タングトリルは、数秒間息を出し続け、息の量をコントロールする練習でもあります。音階をなぞってタングトリルをすることで、自分の息の量の配分や、コントロールのしかたがわかるようになる為、低音でも高音でもブレのない安定した声を出せるようになります。
喉の開きを意識できる!
舌に力を入れなければ、その分喉の緊張も減ります。その為、タングトリルで喉が自然に震える際に、喉をどう開けば自然に声が出せるのかがわかるようになります。
感覚的に、音程がとりやすくなる
喉の開き具合、音を鳴らす位置を感覚的に覚えやすいので、音程をとりやすくなります。
タングトリルのやり方
- 上顎に舌を軽くくっつけます。この時、舌に力が入らないようにしましょう。
- 巻き舌で、「ラ行」を意識して、腹式呼吸で息を出していきます
- 10秒間息継ぎ無しで息を均一に吐き出していきます
タングトリルの動画
タングトリルのコツ
舌の力をできるだけ抜くことが、タングトリルのコツです。
舌に力が入っていると、うまく舌が動いてくれません。上あごから舌が離れる時も、力が入りすぎていると、かなり強く息を吐かなければいけなくなります。舌先から、舌根まで、リラックスさせながら、舌は上あごにそっと触れるくらいにします。
人によっては、前歯のすぐ裏側だったり、それよりも少し奥に舌を置いた方がやりやすいということもあるので、自分のベストな舌の位置を探すといいでしょう。
あとは、腹式呼吸で息を均一に吐き出すことも重要です。胸筋周辺の筋肉だけを使う息の吐き方だと、息の量も少なくなりやすい為、すぐに息がなくなったり、舌を動かせるパワーすらでないことがあります。腹式呼吸をしっかり心がけましょう。
タングトリルがどうしてもできない人は
舌の筋肉が硬いのかもしれません。舌の柔軟体操をするとできるようになるかもしれません。
舌の筋肉をほぐす体操をご紹介しますので、是非実践してみましょう!
舌の体操のやり方
- 顎を上に向け、天井を見ます
- 布越しに、指で舌を上下に挟みます
- 舌の力を完全に抜き、指で舌を様々な角度に引っ張りストレッチします
- 次に、頭を正面に戻し、同様に指で引っ張ってストレッチします
舌の筋肉が硬いせいでできなかった人は、もしかしたらできるようになるかもしれません。
それでもできねえ!という人は
リップロールをやってみましょう!リップロールもタングトリルと同様、喉にいい効果をもたらしてくれるエクササイズです。
どうしてもタングトリルができない人は、リップロールに挑戦してみましょう!
