家に眠っている楽器をどこよりも高く売りましょう。→ 記事を確認

サックス(サクソフォン)の種類と解説

サクソフォンとは?サクソフォンの種類や特徴

 

サクソフォンは、吹奏楽やジャズでよく編成される楽器です。サクソフォンはクラシカルな音色からジャズにぴったりな音色など様々な音色を奏でられる楽器として愛されています。

 

サクソフォンについて紹介していきます。

サクソフォンについての歴史や構造

 

サクソフォンはベルギーで生まれた管楽器です。

サクソフォンの製作者は、管楽器発明家のアドルフ・サックスです。

 

サクソフォンは木管楽器と金管楽器の橋渡しになるように開発された管楽器で、木管楽器と金管楽器の良いとこどりをしている楽器として親しまれています。

 

楽器に息を吹き込む部分(マウスピース)には木管楽器と同じリードというケーンでできた植物を削ったものを装着します。

リードを振動させることによって音が出る仕組みになっています。

 

音を出す部分は木管楽器と同じ仕組みですが、胴体は金属を主にして作られているので金管楽器と間違えられてしまいがちですが木管楽器として分類されます。

 

このような構造の楽器はアドルフ・サックスが初めて開発したもので、アドルフ・サックスは1846年に特許を取得しています。

 

サクソフォンは、開発者である「サックス」と「フォン(響)」を繋げたことが名前の由来となっています。

サクソフォンの種類

 

サクソフォンは主に4種類の大きさが使用されています。

よく使用されているサクソフォンの種類は「ソプラノサクソフォン」「アルトサクソフォン」「テナーサクソフォン」「バリトンサクソフォン」の四種類です。

 

この他に使用されているものは「ソプラニーノサクソフォン」「バスサクソフォン」です。これ以外にも「ピッコロサクソフォン」「コントラバスサクソフォン」もあります。

 

ソプラノサクソフォン

ソプラノサクソフォンは、吹奏楽やジャズではメインとして吹奏されることはあまりありません。

サクソフォン四重奏など、サクソフォンだけで編成される場合にはメインとして吹奏されることが多いです。

 

ソプラノサクソフォンはアルトサックスよりも完全5度高い変ロ(B♭)調です。

実音は記譜より長2度低い音になります。

 

ソプラノサキソフォンはストレートといってマウスピースと管のみでできた吹き口からラッパの部分までまっすぐなものが主流でした。

 

しかし、柳澤管楽器からマウスピースとラッパの間にネックという部分を設け、ネックを曲げたソプラノサクソフォンを開発しました。

ネックの部分を曲げることによって、より柔らかい音色を奏でることができるメリットがあります。

 

現在では、カーブドとストレートの付け替えができるソプラノサクソフォンやアルトサクソフォンと同様の形でソプラノサクソフォンと同じ音域が奏でられるものも出ています。

 

吹奏楽では、アルトサクソフォン奏者が持ち替えでソプラノサクソフォンを演奏することが多いですが、同じ調のテナーサクソフォン奏者が持ち替えで演奏する場合もあります。

アルトサクソフォン

アルトサクソフォンは、吹奏楽で少ない人数の編成でも編成されることの多い楽器です。

サクソフォンの中で、中〜高音域を演奏し、サクソフォンの中でも標準となります。

 

サクソフォン四重奏では、主旋律やハーモニーを担当することが多い楽器です。

吹奏楽ではソロの部分が曲に書かれている事も多く、曲の見せ場を担当する事もあります。

サクソフォン独奏曲や協奏曲が書かれる場合には、アルトサックスのために書かれる事が多いです。

 

ビジュアルはウツボカズラのようにラッパの部分がカーブし正面を向きます。

ごく稀にソプラノと同じようなストレートのアルトサックスもありますが、カーブしているものに比べ金管楽器に近い音色になります。

 

アルトサクソフォンの調性は変ホ(E♭)調で、実音は記譜より調6度低くなっています。

 

テナーサクソフォン

テナーサクソフォンは、吹奏楽でもアルトサックスの次に編成される事が多い楽器です。

ジャズを演奏する時によく見られるのがテナーサクソフォンです。

テナーサクソフォンはサックスの中で中〜低音域を担当します。

 

サクソフォン四重奏では、ハーモニーや副旋律を担当する事が多い楽器です。

吹奏楽でも副旋律やハーモニを担当し、時にはソロを吹くこともあります。

 

テナーサクソフォンは中〜低音域の楽器ですが、特殊奏法によって高い音域を出すこともできます。

クラシック音楽では独奏曲は協奏曲は見られませんが、ジャズなどのポピュラー音楽では重宝されている楽器です。

高い音域は高い音域を出せるアルトサクソフォンやソプラノサクソフォンに比べ、ハスキーになる傾向がありそのハスキーさもテナーサクソフォンの魅力です。

 

ビジュアルはアルトサクソフォンと同様にラッパの部分がカーブしています。

調性はアルトよりも完全4度低く、変ロ(B♭)調です。

実音は記譜より1オクターヴと長2度低いものになっています。

バリトンサクソフォン

バリトンサクソフォンは、アルトサクソフォンやテナーサクソフォンと同様に編成されることの多い楽器です。

サクソフォン四重奏などでは、低音域を担当するのでなくてはならない存在です。

低音域を主に担当し、伴奏やハーモニーを奏でます。

稀にメロディーやソロを担当することもあります。

 

調性はアルトサクソフォンと同じ変ホ(E♭)調で、アルトサクソフォンと比べ1オクターヴ低いです。

実音は記譜より1オクターヴと長6度低くなっています。

 

一般的にローAキーがついており実音のド(C)の音を出すことができます。この機能は他のサクソフォンには備わっていないキーなのでバリトンサクソフォン特有のものになっています。

メーカーによってはこのキーを省略することによって軽やかな音色にしていることもあります。

その他のサクソフォン

「ソプラノサクソフォン」「アルトサクソフォン」「テナーサクソフォン」「バリトンサクソフォン」以外のサクソフォンでよく使用されるのは「ソプラニーノサクソフォン」と「バスサクソフォン」です。

ソプラニーノサクソフォン

ソプラニーノサクソフォンはソプラノサクソフォンよりも高い音域の楽器です。

調性はアルトサクソフォンと同じ変ホ(E♭)調で、実音は記譜より短3度高くなっています。

 

ほとんど演奏される機会は少なく、サクソフォン6重奏や8重奏などで編成される事が多いです。

ソプラニーノサクソフォンより高い音域のサクソフォンはピッコロサクソフォンと呼ばれ、調性はソプラノサクソフォンと同じ変ロ(B♭)調です。

バスサクソフォン

バスサクソフォンは、バリトンサクソフォンよりも低い音域の楽器です。

調性はテナーサクソフォンと同じ変ロ(B♭)調で、実音は記譜より2オクターヴと長2度低くなっています。

 

ビジュアルは、バリトンサクソフォンと酷似していますが、管がバリトンサクソフォンよりも長くなっています。

 

あまり演奏される機会はありませんが、サクソフォン6重奏や8重奏などで編成される事が多いです。

バスサクソフォンよりも低い音域を奏でられるサクソフォンは、コントラバスサクソフォンというものです。

調整はアルトサクソフォンと同じ変ホ(E♭)調です。

サクソフォンの音換

サクソフォンの大きさごとの調整は2種類に分かれます。

アルトサクソフォン・バリトンサクソフォン・コントラバスサクソフォン・ソプラニーノサクソフォンは変ホ(E♭)調です。

テナーサクソフォン・ソプラノサクソフォン・ピッコロサクソフォン・バスサクソフォンは変ロ(B♭)調です。

 

具体的な実音に対しての移調変換表は下記をご覧ください。

 

ピアノ:ハ(C)調アルトサクソフォン等(変ホ調)テナーサクソフォン等(変ロ調)
CAD
D♭B♭E♭
DBE
E♭CF
ED♭F#
FDG
F#E♭A♭
GEA
A♭FB♭
AF#B
B♭GC
BA♭D♭

 

実際には記譜ではドと書いてあっても、アルトサクソフォンでは実音で「E♭」、テナーサクソフォンでは「B♭」の音として奏でられます。

譜面の表記と実音が異なる場合は、譜面の左上などに「inE♭」などと記載されいます。実際にサクソフォンの譜面がある人は見て見ましょう。

サクソフォンの主なブランド

サクソフォンを製作しているメーカーがいくつかありますが、カーブドソプラノサクソフォンを開発した柳澤管楽器以外にも有名なブランドがあります。

「セルマー」「Yanagisawa」「YAMAHA」がサクソフォンの三大ブランドです。

セルマー

セルマーは正式名称「ヘンリー・セルマー・パリ」という名前の管楽器メーカーです。

特にサクソフォンの世界的な評価が高く、クラリネットやファゴットなども製作していますが、サクソフォンのメーカーとして広く知られています。

年代によって製作しているシリーズが異なり、創業周年を記念して製作された楽器もあります。

 

彫刻も綺麗に刻まれており、少し重工感があるのが魅力的です。

 

筆者も学生時代にセルマーのサクソフォンを使用していた事がありますが、周りはシリーズ3やジュビリーを使用している人が多かったです。セルマーは楽器によって個体差はありますが全体的に温かみのある音色を奏でます。

 

響きも広く豊かに広がるのが特徴で、他校でもセルマーのサクソフォンを使用している人が多かったです。

Yanagisawa

初めてカーブドソプラノサクソフォンを開発したメーカー柳澤管楽器です。

「Yanagisawa」という名前で親しまれています。

柳澤管楽器は、軍楽器の修理を担当した事がきっかけに管楽器メーカーになったと言われています。

 

1954年から製造を開始し現在まで製造を続けています。

セルマーと比べると価格帯が低くなりますが、劣化品という訳ではなく吹奏楽でも使用している人が多いです。

 

彫刻がとても精密に刻まれており芸術品並で、新しく出たサクソフォンの彫刻はSNSでも話題になるほどでした。

 

筆者は学生時代はじめに持ったのがYanagisawaでした。軽やかな音色ですが、美しい響きもあるのが魅力的な楽器です。

YAMAHA

音楽関連会社としても有名なヤマハ楽器からもサクソフォンが出ています。

ピアノが世界的に生産台数や販売数が多いことでも有名です。

 

YAMAHAは楽器の製造は100種類を超えているくらい楽器製造にも力を入れているメーカーです。

YAMAHAのサクソフォンはジャズで演奏されるときに人気があります。

 

筆者の経験から見るとセルマーの次に使用者が多かったサクソフォンのメーカーはYAMAHAです。

YAMAHAのサクソフォンは響があり、明るくはっきりとした音色なのが特徴でそれが魅力です。

サクソフォンのオススメ楽曲

サクソフォンのために書かれた楽曲があるくらいサクソフォンは作曲者から見ても魅力溢れる楽器です。サクソフォンを演奏している人や、サクソフォンに興味がある人に是非聞いてもらいたい曲を紹介します。

テキーラ

曲の途中途中で「テキーラ!」という掛け声がある店舗の良い曲です。

サクソフォンの音色と曲の雰囲気がマッチした楽しいラテン調の曲なので聞いてほしい曲の一つです。

 

ルパン三世

人気アニメの主題歌のルパン三世のテーマ曲です。

この曲のかっこよくてスピード感のある雰囲気がサクソフォンの音色と相性がよく、サクソフォンのアンサンブルで演奏している人もいるほどです。

TRUTH

T-squareの「TRUTH」です。

スピード感のあるかっこい楽曲で、サクソフォンの曲と聞くと思い浮かべる人も多いと思います。

OMENS OF LOVE

T-squareの「OMENS OF LOVE」です。

ポップですが、ドラマチックな楽曲です。本家であるT、-squareは電子サクソフォンで演奏している事が多いです。

時々、スーパーなどで流れてる時もありました。

宝島

吹奏楽で人気の楽曲としても有名です。

途中で長いアルトサックスのソロがあるので、吹奏楽をやっている人は誰もが憧れる曲です。

全体的にテンポが良い曲なので、演奏会のクライマックスやアンコールで演奏されている事が多い印象があります。

テイクファイブ

テイクファイブは拍子が独特なジャズです。

サクソフォンが演奏するとかなり雰囲気が出て素敵な曲です。

テイクファイブはサクソフォンアンサンブルではなくてもかなり良い曲なのでオススメです。

A列車で行こう

ジャズの名曲です。A列車で行こうは色々なアレンジがありますが、サクソフォンが入っている曲が個人的にオススメしたいです。

サクソフォンの柔らかみがある音色が汽車のイメージとマッチします。

ディズニーシーのビックバンドビートでも挿入されている曲なので、ディズニーが好きな方は聞いた事があるかもしれません。

ムーン・リバー

こちらも有名な曲ですが、サクソフォンアレンジも雰囲気があってとても良いです。

ゆったりとしていますが、ロマンチックでうっとりするような楽曲です。

キャラバンの到着

ミシェルルグランのキャラバンの到着です。

元々は歌の曲ですが、サクソフォンアレンジがかなり人気の曲です。

アンサンブルで演奏される事が多いです。

組曲「アルルの女」より

こちらはビゼーの組曲からの抜粋ですが、アレンジでアルトサクソフォンのソロ曲としても有名です。

アルトサクソフォンの音色をふんだんに聞ける楽曲なので、練習曲としても根強い人気があります。

サクソフォンの有名な演奏者

サクソフォンを演奏するときやサクソフォンに興味がある人は演奏者別でも曲を聞いて見るととても面白いです。

同じ楽器を使用していても演奏者が違うとかなり音色が変化します。

人によって好きな音色が異なるので、聴き比べしてみるのがオススメです。

 

紹介したい演奏者が多かったので、10人ピックアップしてみました。

 

萩原隆

めちゃモテサックスで有名な萩原隆さんです。

高校時代からサックスをはじめ、はじめはクラシックをやっていましたが徐々にジャズに没頭していきました。

輝かしい音色が特徴的な演奏者です。

 

伊東たけし

T-squareの伊東たけしさんです。

宝島の演奏が有名で、学生とコラボしていることもあります。

電子サクソフォンの奏者でもありますが、電子ではないサクソフォンをたまに演奏しています。

田中靖人

クラシックのサクソフォン奏者です。

艶やかな響きの音色でダイナミックに演奏されるので、一度聞くと虜になります。

東京佼成ウィンドオーケストラのコンサートマスターです。

上野耕平

クラシックのサクソフォン奏者です。

比較的若手のプロの演奏者ですが、人を引き込む魅力を持った演奏者です。

高いテクニックを軽々と演奏される人物です。

渡辺貞夫

サクソフォン奏者として長く愛されている人物です。

日本のサクソフォン奏者といったら外せないくらい有名な人物です。

演奏が始まると息をするのを忘れてしまうくらい引き込まれる演奏をされます。

ビート感が良い曲をよく演奏されている印象が強いです。

雲井雅人

クラシックのサクソフォン演奏者です。

弦楽器を想起させるような豊かな音色が魅力的な人物です。

「G線上のアリア」は雲井雅人さんの魅力が一番わかりやすい曲なのでオススメです。

須川展也

東京佼成ウィンドオーケストラのコンサートマスターを22年間も務めた有名なサクソフォン奏者です。

筆者が学生時代には須川展也さんに憧れている人がかなり多かったです。

トルヴェール・クヮルテットというサクソフォン四重奏のメンバーの1人でもあります。

温かみのある音色が特徴で、美しい旋律を奏でる人物です。

武田真治

俳優としても活躍されている人物です。

テレビでも演奏されていることもあります。

ジャズなどポップ・ミュージックを演奏されています。

ハスキーな音色が特徴的で自由な演奏をされます。

ケニー・G

日本人ではないですが、ソプラノサックスの演奏者でかなり有名な人物です。

筆者も憧れた人物です。

クラシカルな音色ですが、ジャズを演奏されています。

優しくて綺麗な音色でロマンチッっくな演奏が魅力的なので一度は聞いてほしいサクソフォン演奏者の1人です。

HIBI☆Chazz K

2年前で動画の更新は止まってしまっていますが、路上ライブを中心に行なっているサクソフォンのアンサンブルグループです。

クリアな音色で、ジャズを中心としたポップ・ミュージックを演奏しています。

中高生からの支持がかなりあり、吹奏楽部でポップ・ミュージックを演奏するときには参考にしていた人も多いのではないでしょうか。

サクソフォンは魅力がたくさん!

いかがでしたか?サクソフォンはアドルフ・サックスによって開発された楽器で、クラシックからポップ・ミュージック、ジャズなど幅広いジャンルの音楽で愛されています。

是非この機会にサクソフォンの曲や演奏者の曲を聴いてみて下さい。