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【動画あり】オーケストラの楽器を全て掲載!わかりやすい解説付きでご紹介します。

「オーケストラってたくさんの楽器があるのはわかるけど、知らない楽器ばっかりだ。」
「オーケストラの楽器の名前はだいたい分かるけど、具体的にどんな楽器なの?」
このページではこういったオーケストラ初級者から中級者の方が知ることで、演奏を聴くのがより楽しくなるような知識
・オーケストラに登場する楽器の構成
・楽器の名前の由来
・普段は目にすることのないマイナーな楽器
などを掲載しています。
この記事の内容を覚えておけば、今までとはまた違ったオーケストラの見方、聞き方、楽しみ方ができるようになります。

○オーケストラの楽器の4つの分類

オーケストラで演奏される楽器は下のように大きく4つに分類されます。
・弦楽器
・管楽器
・鍵盤楽器
・打楽器
この4種類がハーモニーを奏でることによって美しい音楽が出来上がっています。

○弦楽器

まずはオーケストラの花形、弦楽器から紹介していきます。
サイズが小さい方からヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスです。それに加えてハープもしばしばオーケストラで用いられています。
ヴァイオリンはイタリア語でviolinoと書きます。このviolinoは小さいviolaという意味です。violaとはこのあと紹介するヴァイオリンよりひとまわり大きな楽器のことですが、イタリア語のもともとの意味はスミレの花です。つまりviolaという楽器の名前は、スミレの花に似ていることに由来しています。ヴァイオリンありきのヴィオラというイメージでしたが、実はヴィオラありきのヴァイオリンなのですね。ヴァイオリン、ヴィオラと来て、次にサイズが小さいのはチェロです。宮沢賢治の物語に“セロ弾きのゴーシュ”という作品がありますが、このセロというのはチェロのことです。生前宮沢賢治はチェロを演奏できるようになりたかったようです。チェロは英語で書くとcelloであり、イタリア語のvioloncelloに由来しています。violoneとはコントラバスという意味であり、ここに小さなという意味のcelloがつき、小さなコントラバスという意味でチェロと呼ばれています。コントラバスありきのチェロという名前なのですね。では次に気になるのはコントラバスの意味です。英語表記するとコントラバスはcontrabassです。bassはバス、ベースという意味であり、低音を意味します。ここにcontraという接頭語がつくことにより、bassよりさらに低いことを意味します。
非常に形の似ているヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4つの楽器ですが、サイズは大きく異なっています。名前の由来の話でも分かるように、弦が短く、サイズも小さいヴァイオリンは高音を奏で、弦が非常に長く、サイズが大きいコントラバスは低音を奏でます。
一般的にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスというと弦で弾いて音を鳴らすイメージがありますが、指で弾いて音を鳴らすピッチカートという奏法も使われます。ピッチカートで奏でたリズムもとても魅力的です。
ところで、オーケストラには男性の場合コンサートマスター、女性の場合コンサートミストレスと呼ばれる役職があります。この役職はオーケストラの全体の演奏をまとめる仕事を担っており、いわばオーケストラのキャプテンです。多くの場合第1ヴァイオリンパートの主席奏者が担っています。この意味ではオーケストラのエースとも言えます。
オーケストラでおなじみの弦楽器といえばヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4つですが、別の弦楽器もしばしば登場します。その代表がハープです。童話などで天女が演奏している楽器です。英語表記ではharpであり、古代スカンジナビア語で“かきならす”を意味するharpaが由来となっています。ハープは大きな楽器であり、そのサイズ、見た目の華やかさと優しい音色は印象的です。

○管楽器

弦楽器が花形とは言いましたが、管楽器も独特の存在感でオーケストラを盛り上げています。そんな管楽器をこれから紹介していきます。
管楽器はその材質で
・木管楽器
・金管楽器
の2つに分類されます。文字通り木管楽器は木製であり、金管楽器は金属製です。
木管楽器から解説していきます。
・木管楽器
木管楽器には以下のような楽器があります。
フルート(フルート、ピッコロフルート)
クラリネット(クラリネット、E♭クラリネット、バスクラリネット)
オーボエ(オーボエ、イングリッシュホルン)
ファゴット
サキソフォホン(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)

○木管楽器

・フルート

フルートはもともと“笛”全般のことを指して使われていましたが、現在は横笛を意味します。現在多くのフルートが金属性ですが、もともとは木でできていたため木管楽器に分類されます。オーケストラでよく見かけるフルートの仲間には普通のフルートとピッコロフルートがあります。ピッコロとは最高音を意味しているように、ピッコロフルートは普通のフルートより1オクターブ高音を奏でることができます。フルートの音色は西洋的な音楽、東洋的な音楽、民族的な音楽など様々な地域・文化の音楽にマッチします。フルートは日本の横笛である篠笛などにも音色を寄せることができ、日本音楽にも合います。フルートの高音やピッコロの鋭い音色は印象的です。

・クラリネット

クラリネットはシングルリード楽器と呼ばれ、ケーンという木でできたリードを一枚使って音を奏でます。クラリネットはザ・木製という雰囲気の暖かく、柔らかな音色が特徴的です。クラリネットというと高音で活躍しているイメージが強いですが、その真骨頂は低音です。コントラバスやチューバなどの重低音とクラリネットの低音の組み合わせはなんとも怪しい音楽を奏でます。ところでクラリネットにもヴァイオリンと同じように様々なサイズがあります。クラリネットよりもひとまわり小さく、高音域が出せるのがE♭クラリネットです。普通のクラリネットはE♭クラリネットに対してB♭クラリネットと言います。ドイツ音階で読むのが一般的でE♭はエス、B♭はベーと発音します。そして、B♭クラリネットよりかなり大きく、かなり低音が出るようになったのがバスクラリネットです。バスはコントラバスのバスと同じでbass、低音を意味します。クラリネットというと縦笛のイメージですが、バスクラリネットはサックスのように楽器のネック(首)とベル(楽器の末端の広がっている部分)の部分が曲がっています。クラリネットの低音は怪しそうな音と前述しましたが、バスクラリネットもやはり怪しい音が出ます。一度ハマると病み付きになる音色です。最後にクラリネットといえば真っ黒なボディが印象的な楽器です。実はこの黒は塗った黒ではないのです。グラナディラという黒い木を使って作られています。

・オーボエ

フランスではオーボアと呼ばれます。オーは“高い”、ボアは“木“を意味しており、高音の木管楽器という意味です。またオーボエはクラリネットがシングルリード楽器であるのに対して、ダブルリード楽器と呼ばれ、二枚の木製のリードを振動させることにより音を奏でています。オーボエとクラリネットは見た目、サイズが似ていますが、全く異なる音色を奏でます。クラリネットと同様、オーボエも木独特の音色ですが、クラリネットが怪しい音色であるのに対して、オーボエは優しく包み込んでくれる音色です。オーケストラの演奏でおいしい部分に使われることが多く、世界中の人々を魅了しています。クラリネットに対するバスクラリネットのようにオーボエにも低音を奏でることが可能になった楽器があります。それはイングリッシュホルンという楽器です。イングリッシュホルン深みのある柔らかな音色を奏でます。オーボエとイングリッシュホルンもクラリネットと同様にグラナディラという黒い木でできています。

・ファゴット

ファゴットもオーボエと同じダブルリード楽器に分類されます。ファゴットは“束ねられた2本の木”を表すフランス語のファゴッテに由来しています。またファゴットは別名バスーンとも呼ばれるようにバス、低音を奏でます。独特の渋い音色を持っています。
・サキソフォン
サキソフォンよりサックスという方がなじみ深い名前ですね。アドルフ・サックスさんがつくった楽器なのでサキソフォンという名前になりました。1840年代に作られた楽器なので新しい楽器です。オーケストラに登場する機会はあまり多くはありませんが、登場すると大活躍しています。サックスはかなりの部分が金属性で見た目がキラキラしているために金管楽器と間違えられることが多いですが、もともとはクラリネットから派生したシングルリード楽器であり、リードを使って奏でられるため、正真正銘の木管楽器です。その音色は人間の声に近く、非常に柔軟オーケストラやJAZZ、吹奏楽など様々なジャンルで活躍しています。主に使われているサックスにはソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスがあり、合唱と同じような分かれ方になっています。

○金管楽器

オーケストラでおなじみの金管楽器には以下の楽器があります。
トランペット(トランペット、フリューゲルホルン)
ホルン
トロンボーン
チューバ

・トランペット

ラッパといえばトランペットですね。管楽器といえばトランペットと考える人も少なくないと思います。それだけトランペットはかっこいいです。キラキラしたその見た目、時にはアグレッシブに、また時にはセクシーに奏でる音色は観客を魅了します。トランペットが旋律を演奏しているときはもちろん、最高にかっこいいですが、伴奏で裏打ちしている時も個性が出ていてかっこいいです。ところで、トランペットはstrombosという貝の一種を意味する言葉が由来だという説があります。このstrombosが変化した結果trompeになったらしいです。映画などで法螺貝を吹くシーンを見たことがありますが、その貝からトランペットが生まれたという説です。つまり円筒部分が長いものをトランペットといいます。またトランペットの仲間にフリューゲルホルンがあります。トランペットの見た目は細長く、スマートなイメージですが、フリューゲルホルンはずっしりと大きいです。フリューゲルホルンの音色ですが、甘くエロい音色です。トランペットが若々しい元気さが売りなのに対して、フリューゲルホルンは大人の魅力、エロスが売りの楽器です。

・トロンボーン

トロンボーンは英語でtromboneですが、これはラッパを意味するイタリア語trombaにより大きいものを意味するoneがついたものです。トランペットは小さなラッパを表し、トロンボーンは大きなラッパを意味します。トロンボーンは優しい音色から激しい音色まで柔軟に奏でることができます。ある時は低音で支えていますが、ある時は独特の存在感で観客を魅了します。トロンボーンの大きな特徴にはスライドがあります。トランペットやフルート、クラリネットなどほかの管楽器は一つの音に対してピストンやキーの押し方が振り分けられていますが、トロンボーンはスライドで音程を調節するので音程の調節が自由自在です。これによってグリッサンドと呼ばれる途切れることなく流れるように音を上げ下げさせる奏法を行うことができます。グリッサンドによって象の鳴き声のような音を出すことも可能です。

・ホルン

英語でhornと書きますが、その名の通り角が語源になっています。角笛をもとに作られました。渦巻くように巻かれた管に大きなベル、ホルンは見た目が特徴的です。巻かれた管をまっすぐに伸ばすと4mほどの長さになります。あのサイズにまとまっているとは思えないほど長い管でできています。音色に関して、包み込むような柔らかな音から、激しく勇敢な音まで幅広い音を出すことが可能です。見た目はトランペットよりも大きいですが、マウスピースは金管楽器では最小です。また面白いことに、ホルンの見た目は金ピカで正真正銘の金管楽器ですが、周りは木管のアンサンブルに参加することもあります。ホルンの音色は弦楽器や管楽器ともよくマッチするためオーケストラで大活躍です。

・チューバ

管楽器の大黒柱といったらチューバです。ロングトーンで支えたり、リズムで支えたりと縁の下の力持ちです。コントラバスなどとの低音の旋律の際にはその音色の豊かさが際立ちます。チューバは英語でtubaでありtube、つまり管が由来となっています。

○鍵盤楽器

鍵盤楽器には以下の楽器があります。
ピアノ
パイプオルガン
木琴
シロフォン
マリンバ
鉄琴
グロッケンシュピール

・ピアノ

鍵盤楽器といえばピアノですね。フルネームではクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテといい、チェンバロという楽器の名前と音楽における強弱記号のピアノp(弱く)とフォルテf(強く)を合わせた名前で、弱音も強音も出せるチェンバロという意味です。なんとピアノはオーケストラで使用される全ての楽器の音域を一台でカバーしています。やはりピアノは画期的な楽器なのですね。単独でも大活躍のピアノですが、現在ではオーケストラにおいてもなくてはならない存在になっています。オーケストラにおいて、19世紀ごろからピアノは活躍し始めました。実はピアノはオーケストラでは新参者なのです。

・パイプオルガン

オルガンとはギリシア語で“道具”を意味するorganonが由来となっています。パイプオルガンの荘厳や見た目と音色はその空間にいる人たちを魅了します。そんな圧倒的な存在感のあるパイプオルガンはとても高価に見えますが、いくらだと思いますか?東京芸術劇場のパイプオルガンは4億円弱だそうです。さらにそこに年1000万円のメンテナンス料金がかかるそうです。とんでもない値段です。大きな教会やホールにしかおけないわけですね。パイプオルガンは独奏でももちろん魅力的ですが、オーケストラでもその音色が活躍しています。

・シロフォン、マリンバ

いわゆる木琴と言われている楽器たちです。シロフォンのシロxyloは古代ギリシア語で木という意味であり、シロフォンとはまさに木琴を意味します。広義ではマリンバもシロフォンの一種ですが、オーケストラではシロフォンとマリンバを別の楽器として扱っています。マリンバという名前は、アフリカのバンドゥー語の“木の棒”を意味するリンバと“多い”という意味のマが合わさりできた言葉で、たくさんの木の棒という意味です。さて、そこで気になるのは両者の音色の違いです。シロフォンとマリンバは両者とも木琴なので木のなめらかな音がその特徴ですが、シロフォンの方がより固い音色、マリンバの方がより柔らかい音色を奏でます。音色は同じ木琴でも印象が大きく異なっているのでその違いを楽しんでみてください。

・鉄琴

オーケストラでよく使われる鉄琴にはグロッケンシュピールがあります。グロッケンは鐘、シュピールは演奏という意味です。グロッケンシュピールの音色はオーケストラの楽器の中でも目立つ音色であり、明るく元気な音色から鋭く緊張感のある音色まで表現することができます。

○打楽器

打楽器は主に演奏の中で重要なリズムを刻む役割を担っています。その役割に加えて、下に紹介する楽器はすべてパーカッションパートの打楽器奏者が担当することになります(ティンパニには専門のティンパニストという人がいます)。さらに打楽器奏者はここに紹介したものに加えて、鉄琴木琴も担当しているので非常に多くの楽器を演奏します。すごいですね。
ティンパニ
スネアドラム
コンサートバスドラム
ボンゴ
コンガ
スルド
ティンバレス
コンサートタム
スリットドラム
シンバル
チューブラーベル
銅鑼
ウィンドチャイム
タンバリン
カスタネット
トライアングル
カウベル
スレイベル
クラベス
ウッドブロック
テンプルブロック
シェイカー
アゴゴ
ギロ
フレクサトーン
ビブラスラップ
カバサ
ラチェット
ハンドベル

打楽器について解説していきます。

・ティンパニ

ティンパニの歴史は古く、紀元前2000年ごろのものが出土しています。ティンパニという名前は古代ギリシア人がTympanonと読んでいたことに由来しています。この楽器の特徴は足元のペダルで大きく音程を変えることができる点にあります。音程を変えることができるのは大きな魅力ですが、その分チューニングが必要になるため、通常ティンパニ奏者は一度に複数台のティンパニを演奏します。また、複数台のティンパニを用意しても音の種類が足りないことが多く、演奏中にもチューニングが必要になります。打楽器は基本的にはパーカッションパートの奏者が担当しますが、ティンパニにはティンパニストと呼ばれる専門の人がいます。

・スネアドラム
スネアとは響線という意味であり、スネアドラムとは響線のついた太鼓という意味になります。スネアドラムは太鼓の音に加えて響線の金属音が混じった音色を奏でます。この音色はオーケストラ以外にもポップミュージックやマーチングなど幅広いジャンルで愛されています。

・コンサートバスドラム

コンサートバスドラムはいわゆる大太鼓です。バスと名前に付く通り、低音の打音が特徴です。オーケストラの中で最低音域を担当する楽器で、雷や地響きのような衝撃音を奏でることができます。初期には音階をもつティンパニがなくてはならない存在であったのに対して、バスドラムは音階を持たないためティンパニの補助的な存在でした。現在でもオーケストラでは比較的優先度の低い楽器ではありますが、吹奏楽やマーチングではなくてはならない重要な役割を担っています。

・ボンゴ、コンガ

ボンゴは主にラテン音楽で演奏される楽器であり、比較的小さめの太鼓で、大小2つの太鼓がつながれています。小さい方はマッチョという男性を意味する太鼓であり、大きい方はエンブラという女性を意味する太鼓です。またマッチョとエンブラは叩き方も違い、1つの楽器で2度おいしい楽器です。
ボンゴと並べて語られる楽器といえばコンガです。コンガはボンゴに比べて大きな太鼓で、二本で演奏されることが多いです。2本で演奏されることが多いコンガですが、この2本は音程が異なるものを使うのが一般的です。コンガは音程と口径により三種類に分かれており、その三種類から二種類を選んで演奏に用います。
さて、名前が紛らわしいボンゴとコンガですが、その見分け方と聞き分け方を紹介します。見た目は一目瞭然です。小さいほうがボンゴ、大きいほうがコンガです。音の違いですが、サイズと関係しており小さなボンゴはより高い音であり、大きなコンガはより低い音です。


・スルド

スルドがはヒジという人が生み出した楽器ですが、ヒジは初めてこの楽器を公開したときに、周囲からあまり聞こえなかったと言われました。この出来事により“耳の悪い人”と言う意味のスルドという名前がつけられました。スルドはリオのカーニバルのサンバにおいて最も低い音の楽器であり、サンバにおいて重要な楽器です。

・ティンバレス

ティンバレスの名前の由来はティンパニと同じですが、ティンパニはギリシア語からであるのに対して、ティンバレスはアラビア語から名前がつけられています。見た目はスネアドラムに似ている太鼓が2つつなげてあるものに見えますが、響線が付いていないためコンサートタムに近い音です。主にラテン音楽で使用されます。

・コンサートタム

大きさの異なる太鼓を複数個用いて演奏する打楽器。ドラムセットとして活躍しておりオーケストラやJAZZ、吹奏楽、ポップスと様々な場面で活躍している楽器です。

・スリットドラム

スリットドラムは丸太の内部をくり抜いた楽器で棒や手で打ち鳴らして演奏され、場所によってなる音が異なります。もともとは大きなものが主流で、徐々に小さくなっていったと考えられています。最大で長さ10mのものもあります。

・シンバル(シンバル、サスペンドシンバル、フィンガーシンバル)

シンバルとはギリシア語でわんのような窪んだ器の意味です。オーケストラにおいて、その存在感は抜群です。ここぞという場面で使われることが多く、つよく印象に残っている方も少なくないと思います。通常二枚一組でつ変われることが多いですが、オーケストラでは一枚のシンバルを棒に固定したサスペンドシンバルも多用されます。サスペンドシンバルはマッレトといわれる打楽器のバチで叩いて演奏します。弱い音から徐々に強い音にしていく奏法が一般的であり、遠くから近づいてくるような印象を受けます。小さなフィンガーシンバルというシンバルもあります。指につける小型のシンバルでシンバルの縁を打ち合わせて使います。

・チューブラーベル

チューブラーベルは教会の鐘をホールで演奏しやすいようにコンパクトにまとめてつるした楽器です。鐘を意識しているのはグロッケンシュピールと同様ですが両者は見た目も音色も全く異なっています。グロッケンシュピールが金属の板を並べているのに対して、チューブラーベルは名前の通り管状の金属を並べています。チューブラーベルは管状であるため、グロッケンシュピールとはまた違った響きを持っています。学校のチャイムの音をイメージしてもらうとチューブラーベルの音色が分かりやすいです。

・銅鑼

銅鑼は中国でできた銅製の円盤状の板です。仏教の法要や伝統芸能で演奏されることが多いです。オーケストラではここぞという場面で強烈な印象を与えます。

・ウィンドチャイム

ウィンドチャイムは美しい音色です。糸につながれた金属の棒同士がぶつかることによって音がでる構造であり、風鈴に似ています。


・タンバリン

日本では幼稚園生や小学生で演奏する機会が多いため親近感が沸きやすい楽器ですが、実は奏法が多く、深い楽器です。手のひらで叩く奏法以外にも、例えばドラムスティックで叩く奏法やティンパニなど他の打楽器に乗せる奏法などがあります。タンバリンは小さい太鼓を意味するペルシャ語タンブールに由来しています。

・カスタネット

カスタネットという名前は栗の実を意味するスペイン語カスターニャに由来しています。スペイン音楽には欠かせない楽器であり、フラメンコで使用されることが多いです。日本で一般的にカスタネットといわれている赤青の楽器はミハルスという楽器であり、本来のカスタネットを教育用に簡略化したものです。

・トライアングル

トライアングルは名前の通り、三角形をしていることに由来しています。トライアングルもカスタネットやタンバリンと同じように日本人は親近感を覚える楽器ですが、オーケストラで活躍しています。トライアングルは叩く強さや叩き方によって音色が大きく変わる深い楽器です。

・カウベル

カウベルは名前の通り、牛に装着しているベルです。牛が動くとカウベルがなるため、放牧の際に使われています。スイスではこのカウベルが国を象徴するものとなっています。楽器としてのカウベルはラテン音楽に欠かせないものであり、スティックで叩いて演奏します。

・スレイベル

英語ではsleigh bellsと表記されますが、直訳するとそりのベルです。一本の棒にたくさんの鈴がついた楽器であり、クリスマスを連想させる愉快な音色が鳴り響きます。

・クラベス

クラベスは英語ではclavesと表記され、鍵や栓という意味です。2本の木製の棒を打ち合わせて演奏します。「火の用心」といいながらカチカチと鳴らしている棒は拍子木といわれ、クラベスとは奏法が異なります。

・ウッドブロック

ウッドブロックは文字通り木片を意味します。木魚が楽器として変化したという説があり、その音色は木魚に似ています。

・テンプルブロック

テンプルブロックはウッドブロックと同じく木魚を起源とする西洋の楽器です。サイズの異なる5個ほどのテンプルブロックをサイズ順に並べて演奏するので。音階のように演奏することができます。

・シェイカー

中身が空洞の入れ物に小石や実、砂、粒状のものを入れた楽器であり、その名の通りシェイク(振って)音を出す。マラカスもシェイカーの一種です。入れ物はプラスチックや金属、木、ヤシの実、ひょうたんなどが使われています。

・アゴゴ

アゴゴとはアフリカのヨルバ語でベルを意味します。大小2つの三角錐がつなげられたものです。サンバなどのラテン音楽で使用されます。

・ギロ

ギロはアワラック族と言われるカリブ海の民族の儀式に使われていたという説があり、 ギーという音からその名前がつけられたと考えられています。くびれのないヒョウタンの中身をくり抜き、表面を刻むことによって、棒などでこすると音が鳴ります。

・フレクサトーン

フレクサトーンは、flex“曲げる”とtone“音色”とでできている単語であり、「ヒュールルルーン」というその音色を表現した名前です。特徴的な音色であり、日本ではアニメなどでも使われています。薄い金属の板に玉がついている構造であり、板を曲げることによって音程を変えることができます。

・ビブラスラップ

ビブラスラップはvibra“振動”とslap“叩く”とでできている言葉であり、叩くと振動して「カ~~~」と音が鳴ります。中が空洞の木の箱と丸い重りが金属でつながっている構造をしています。日本では時代劇などでも活躍しています。

・カバサ

カバサはブラジルでヒョウタンを意味している言葉であり、元来ヒョウタンの周りに植物の実などの玉を紐でつなげていた。現在は柄のついた円柱状の木の周りに金属の玉がつなげられています。柄を回す方法などで演奏されます。

・ラチェット

もともとラチェットとは工具の一種ですが、その音を演奏に利用しているものです。歯車がぶつかることによって「ガー」という音が鳴ります。

・ハンドベル

ハンドベルは17世紀後半にイギリスで誕生しました。当時教会のベルは非常警報や冠婚葬祭など人々生活に重要な役割を担っていたため、目的に応じて鐘の音色を変える必要がありました、この練習のために考案されたのがハンドベルです。美しい鐘の音を奏でる楽器です。

あとがき

ここまで非常に多くの楽器をご紹介してきました。気に入った楽器はありますか?好きな楽器が増えれば増えるほどオーケストラの演奏は楽しくなります。これで楽しむ準備はできました。みなさんがオーケストラの世界を楽しめますように。

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